平均消費電力測定ツール
この項目はアプリ開発者用の設定を使用します。自分で理解できない開発者オプションは変更しないように気をつけてください。タブレットが正常に動かなくなる恐れがあります。当HPの管理者は、設定による損害に、いかなる責任も負いません。
色々消費電力に関するアプリはあるが、開発者向けオプションに付いているxiaomi独自の消費電力管理ツール:Current Monitor Toolsの紹介。
注意!OSを2.0.1.0.VNSMIXMにするとCurrent Monitor Toolsは使えません
場所
1.開発者向けオプションを出す
2.下の方にある「モニタリング」項目の「消費電力」をタップ。
3.縦並びに3つ並んでいるものの真ん中の「Current Monitor Tools」というのが電力の測定ツール。
概要と使い方
このツールは、消費電力の平均値を計るために使う。
「Average Current」の横にある数字が平均消費電力だ。
基本的な使い方
1.消費電力を計りたい事をする(例、いつも遊んでいるゲームの起動。ディスプレイの明るさをMAXにする。)
2.resetを押す
- グラフについて(クリックで開きます)
-
管理人のタブレットではグラフが出たり出なかったりしています。
A:time ticks.:時間の目盛りの数
B:units/tick(s):表示する時間の単位
C:current ticks.:消費電力の目盛りの数
D:units/ticks(mA):表示する消費電力の目盛りの単位
最小範囲
・A×Bの各最小値で4秒間のグラフの表示が可能
・C×Dで各最小値で20mAまでのグラフの表示が可能
最大範囲
・A×Bの各最大値で720秒間のグラフの表示が可能
・C×Dで各最大値で1200mAまでのグラフの表示が可能
※電力の平均値はグラフに表示されなくても計測は可能
比較
何かを比較するのであれば同じ条件で無ければ意味がない。
例えば、私はディスプレイの明るさを調べた時には、ホームを左にスワイプしたdiscoverの画面を、2分間計ってそれぞれ比較した。
平均値が安定するのが厳密に分かればもっと少ない時間で良いかもしれないが、安定するだろう2分間を目安にした。
これが動画を使った明るさの比較であれば、全く同じ動画だったり、同じ箇所(0:00〜1:00)でないと意味がない。
場面場面で液晶の使われ方が違うからだ。
複雑なアプリの比較
ゲーム等になると、CPUや3D関連のチップも使うしオプションも多くあるため、更に複雑になる。その分、比較も面白いとは思う。
基本的に重いと言われるゲームは消費電力が大きく、軽いと言われるゲームは消費電力が小さいのだろう。
こういうツールを使うと、重い・軽いの概念だけでなく、数値での比較が可能になる。
そう言っても、使い方や設定は個人で異なるため、基本的には個人的な使い方の範囲での比較しか出来ない。
同じ3Dゲームでもチャットばかりしている人と、動き回っている人では消費電力は異なるはずだ。
設定に関しても、最上級の設定じゃないと気がすまない人と、中級の設定で満足する人とでは消費電力は異なる。
だから個人的な使い方の範囲の比較とは「私が30分このゲームをするとこれぐらい」「こちらのゲームは30分でこれぐらい」という感じ。
それが分かると、バッテリーへの負担も考えるだろうし、長期的に考えるとバッテリーの劣化が抑えられて買い替えが伸びることで、経済的負担も減るかもしれない。
またそんなに高い設定じゃなくても楽しめれば良いかな、という所に気づくかもしれない。
消費電力とバッテリーの消費%
Redmi Pad Proはバッテリーが10000mAhであることから、バッテリーの消費%は100mAだと「1%/時間」と簡単に割り出せる。
ただ、タブレットを使うほどバッテリー10000mAhの前提が崩れていくので注意。
Cycle Count
正確な数値は割り出せないが、Ampereやdevice infoというアプリを使うと、cycle countと言って、計100%まで充電した回数がわかる。
その回数が500回だとバッテリーの容量が80%だとか、300回だと80%だとか色んな説がある。
しかし、熱や湿度や落とした衝撃などによってバッテリーの劣化は変わるので、一概にcycle countだけでは判断できないとのこと。
そう言っても、よほどじゃない限り、300〜500回のcycle countで80%の劣化というのは知識として覚えておくのも悪いことではないと思う。
もっと具体性のあるバッテリー予想方法
新品のうちに、ある条件で1%減るのに何分かかるかとか計測してみるのも良いかもしれない。
例えば、平均消費電力400mA(=バッテリー4%減/時)であれば新品で1%減るのに15分かかると思うが(=60分/4%)、
もしバッテリーが80%に劣化している場合(=8000mAh)は、おそらく12分で1%減るだろう。(60/(400/8000)=60/5%)。
重要なのは再現性の高い状況を作ることだ。
例えば私は、「Discoverをオフにしたホームを左にスワイプした画面で平均400mAに近くなるように明るさを調整」した。
そして、画面のロックがかからないように設定して計ったところ、平均390mAで15分半だった。この計算で行けばバッテリーの10000mAhは維持できているんじゃないかと思う。
別に平均1500mAに調整できるなら、その方が4分で検査?が終わるらしいが、その平均消費電力で安定させる方法が思い浮かばない。
アプリでもバッテリーを予想する機能があるらしいので、そっちの方が簡単かも。信頼性は分からない。
こういうローテクでも一応バッテリーの状況を予想できるよと言う話でした。
一応、これはxiaomiの平均消費電力測定ツールを使った、Redmi Pad Proに限定した話である事に注意してほしい。
最終更新:2024年10月22日