Redmi Pad Proのメモ
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消費電力

このページは独自研究です。複数の端末を調べて学術的な統計処理を行った結果ではありません。個々人で端末の使用度が異なるため、厳密な数値の再現は不可能だと思います。数値に関しては、ぼんやりと捉えてください。

明るさ

実験方法

機材:Redmi Pad Pro【新品購入後1ヶ月、サイクルカウント18(100%充電を18回分)】
方法:ホームの左にスワイプした時に出てくるdiscoveryをオフにした画面で、2分間の平均消費電力を計測。消費電力は開発者向けオプションのCurrent Monitor Toolsで計測。
バーの長さは、キーボードの明るさ増減のショートカットキーを使用した。(9段階の増減)

注意!OSを2.0.1.0.VNSMIXMにするとCurrent Monitor Toolsは使えません


結果

:おおまかな結果は以下の表の通り。予想増加とは画面の明るさバーの長さ0%時点のバッテリーの消費%を基点とする。
+1.0%とは「バーの長さ0%」の時より1時間でバッテリーの消費が1%増加する電力という意味。
実際の数値で言うと、バー0の時は消費257mAだったのがバー40%の時は361mAだったため、その差が約100mAであり、100mA/10000mAで+1%とした。
※Redmi Pad Proのバッテリーの電力が10000mAのため、計算しやすいが他のタブレットはバッテリー電力が異なり、この計算方式はRedmi Pad Proにしか通用しない事を考慮すること。

バー
(長さ)
予想増加
(1時間)
0%
20% +0.2%
30% +0.5%
40% +1.0%
60% +1.7%
70% +2.6%
80% +4.2%
90% +9.7%
100% +13%

考察

:輝度のバーが100%になるとバー0%の時よりも1時間あたりバッテリーの消費が13%増える事が分かった。13%増えるのは当タブレットでは1300mA増えることになる。バー0%の時点が250mAであると仮定すると、1時間で1550mA消費することになる。これは6時間半でバッテリーが100%から0%になることを意味する。
注意すべきことは、バー0%で250mAとはタブレットで何もしない状況であることだ。動画を見たりゲームをすると、さらに電力が増える。実際、輝度を上げて動画を見た時、2500mAまで上昇した状況を見たことがある。

実用性と消費電力のバランス

次にバッテリーの消費許容範囲と、実際の使用に耐えられる輝度について考えたい。
輝度のバーを0%にしてもらえば分かることだが、室内の蛍光灯の下では画面がまともに見えるような状況では無い。
そうなるといくら省エネといえ、バー0%で使用するのは実用的ではなく、視力の悪化等の問題がある。しかし、視認性も中程度であるバー40%では+1.0%のバッテリー消費であるから、それぐらいであれば許容できるのではないだろうか?

仮に、輝度0%のバーでの通常使用が平均500mAとする。それは1時間5%消費する事を意味するが、それを輝度40%のバーにする(バッテリー消費+1.0%)と1時間6%(=600mA)バッテリーが消費することになる。
すると、バッテリー100%から0%で考えると、10000/500=20時間の持ちが、10000/600=16.7時間になる。これが輝度バー70%の場合は13.1時間になる。さらに輝度100%の場合は5.5時間だ。
これはあくまで輝度0時点で平均消費電力500mAと仮定した話であることを忘れてはならない。

輝度とレビュー

また輝度バー100%が必要な状況とは、太陽の真下などである。自動明るさ調節をONにして、日差しのある場所で使ってみれば分かる。

こうして考えていくと、いかに明るすぎる場所で携帯機器のディスプレイを使う事が、バッテリーを消費させるかが分かる。
スマホやタブレットのレビューでは同じ機種に関わらず、バッテリーに関する評価がまばらな事があるが、それは、生活状況が個人によって異なるためだ。
つまり、ゲームや動画鑑賞だけでなく、普段どのような状況で携帯機器を使っているか、という事もレビューを見る際には重要になる。しかしそこまで書く人は通常いない。

まとめ

輝度によって消費電力が大きく変化することが分かり、その調節により端末の寿命が伸びる可能性も示唆された。
輝度バー0%は消費電力は低いが視認性も悪く医学的に問題があるが、もしも映像を見る必要がなく、音声が必要な場合などは、輝度を下げる事は端末のバッテリーにとって望ましい。


最終更新:2024年11月01日


Redmi Pad Proのメモ

目次

基本

  • 端末情報

設定

  • キーボードとマウス
  • セカンドスペース
  • ポータブルホットスポット
  • アプリ別の音量調節
  • Bluetooth端末でロック解除

関連製品

  • 保護フィルム

開発者向け

  • 開発者向けオプション
  • 平均消費電力測定ツール:【新OS非対応】

独自研究&その他

  • 消費電力:【新OS非対応】

    −目次

    • −
      消費電力
      • −
        明るさ
        • 実験方法
        • 結果
        • 考察
  • Scrcpy
  • kiwi browser
  • 表計算ソフト
  • 原神をやってみた