ポータブルホットスポット
概要
Redmi Pad Proをルーターのようにして、他の端末に通信環境を与える機能。
言い換えると、他の端末はRedmi Pad Proから、wifi接続(=wifiテザリング)やBlue toothテザリングによって通信環境を受け取る。
通常はキャリア通信をsimの無い端末に与えるためにテザリングは行われる事が想定される。
よく考えてみると、simを入れられないRedmi Pad Proからテザリングを受け取る前に、直接wifiルーターに端末を繋げば良いんじゃ?と考えるだろう
それはその通りの話で、これは海外で発売されているSimを入れられるRedmi Pad Proを想定した機能だと思う、たぶん。
しかし、管理者は意外な場所でこの機能の恩恵を受けた。
ホットスポットの設定
1.「設定」>「その他の接続オプション」に「ポータブルホットスポット」という項目がある。
2.その中の、「ポータブルホットスポット」を押すとOK!
3-1.その後スマホだとかを「ポータブルホットスポットを設定」の「ネットワーク名」に接続させて、「パスワード」を入力してもらえば、wifiを使ったRedmi Pad Proのホットスポットを使用できる。言うなればwifiを利用したwifiテザリング。
3-2.スマホなどの消費電力を抑えたい&速度が低くても良い人は、「Bluetoothテザリング」を利用するのも良い。接続距離は10mぐらいで、速度はBluetooth4.0以上なら最高2Mbpsぐらいとのこと。250KB/秒ぐらい?
もし、上の2の段階で「この国では5GHz帯域は利用できません」と表示されてホットスポットが使えない場合は、wifiを2.4GHzに繋ぎ直せば使えるようになる。
2.4GHzに繋ぎ直す
A-1.「設定」>「wifi」を押すと、現在接続されているwifiのネットワークの右側に小さく5Gとだけ書いてあったら、ホットスポットは使えない。
A-2.だから、2.4Ghzのwifiのネットワークを探して繋ぎ直す。普段5Ghzのwifiに接続できるなら、2.4Ghzのネットワークは必ずある。各家庭のルーターによって設定は違うので、ここでは説明できない。
A-2-1.管理人の場合エレコムのルーターWRC-2533GSTを使っているが、elecom5g-*(数字)とelecom2g-*(数字)があって、2gの方が2.4GHzだった。
ホットスポットの注意点
・ホットスポットを使いながらRedmi Pad Proでネットしていると、スマホのホットスポットのwifi通信が切れる事があった。
・Redmi Pad ProのBluetoothを使うと2.4GHzの通信が低下するので、Bluetoothは切る。スマホの方はたぶんBluetoothは切らなくて良い。
どこで恩恵を受けたか?
かなり特殊な例だと思うが、管理人は、このタブレットを買った時に入院をしていた。
起きる気力も無い私は、どうしても枕元でスマホを使わなければならない理由があった。キャリア通信は出来るだけ温存したかった。
その病院はwifiが使えた。しかしベッドの足元には電波が届いていたが、ギリギリ枕元には届かなかった。
そこで、足元にタブレットを置き、この変則的なwifi接続からのwifiテザリングに望みを託した。
すると問題なく枕元に通信を届ける事は可能になった。
さらにスマホに病院のwifiを直接接続すると下り500Kbpsしか出なかったのが、Redmi Pad Proを通すと4000Kbps(=4Mbps)の速度に上がった。
これは、スマホがAquos Senseと古く、病院のwifiと相性が合わなかった事が原因だったように思う。
Redmi Pad Proは病院のwifiとも相性が良く、下り10Mbpsほど速度が出ていた。
つまり病院ともスマホとも程々上手くやれるRedmi Pad Proを仲介してスマホのwifiの速度が上がったと言うことだろう。
本来であれば
こういう事はコンセント接続の無線LAN中継機というものを使うべきらしい。
また、一部のモバイルルーターがRedmi Pad Proのこれと似たことを行えるとの事だが、使ったこともないので省略。
Redmi Pad Proの通信速度について
補足をすると、入院していた病院でのwifiの2.4GHz通信が10Mbpsだっただけで、契約回線やルーターによって速度は異なる。
自宅での5Ghzの接続だと130Mbps出るため、Redmi Pad Pro に問題はないと書きたい。(計測サイトによっては400Mbps近く出る。)
また自宅の2.4GHzは下り54Mbps上り187Mbpsで、スマホのホットスポットとして使った場合は、スマホ側も下り上り共に22Mbpsは出ていた。
ホットスポットはどこで使う?
キャリア通信であれば、スマホが速度制限でもLINEやLINE通話ぐらい出来ると思う。Spotifyで音楽を聴くのも問題はないはずだ。もちろんこれらは契約しているキャリアによる。
速度制限で絶対的には厳しいのは、動画や配信などくらい。
配信といえば例えば、動くのが大変な方へ家から少し離れた倉庫の荷物のスマホの映像を送るとか。ホットスポットのwifiで中継して家の中で確認してもらうために・・・
屋根の上に登った人が、何かの作業でそれなりの画質の映像を送る必要がある場合とか。
ネットで調べてみると、ホットスポット内の端末でファイルの共有や、お客さんへのwifiの接続などに使えるとか。
客用の設定はwifiルーターにもあったような。
一応そういうホットスポットという機能がRedmi Pad Proにも付いているという事を覚えていてもらえば、いつか何かに役立つかもしれない。
最終更新:2024年10月29日